ライバルの動きを24時間AI監視:n8nと Ollamaの接続

前回の記事で、あなたのPCに「知性」(Ollama)を宿しました。

その前には、「自動化工場」(n8n)を建てました。

さらにその前には、「リサーチの型」(Deep Research)を手に入れました。

3つの武器が揃った。でも、まだバラバラです。

今回はいよいよ、この3つを「接続(コネクト)」します。

n8nのワークフローからOllamaを呼び出し、海外のAI情報を自動で取得して、ローカルLLMに記事の下書きを書かせる——「自動執筆マシン」をあなたのPC上に組み立てさせることを試みました。

完成すると、

  • APIコスト:0円(ローカルLLMだから課金なし)
  • プライバシー:100%(データは一切外に出ない)
  • カスタマイズ:自由自在(プロンプトを変えれば何にでも使える)

毎朝PCの電源を入れたときに「昨日のうちに記事の下書きが3本できている」という状態になるはずだったのでが・・・・後半で😢

前回までのあらすじ — 3つの武器

ここまでに揃えたものを、ざっと確認しておきましょう。

# 武器 記事 役割
1 Deep Research リサーチの型 ライバルを丸裸にする「調査員」
2 n8n 自動化工場 ワークフローを自動で回す「工場」
3 Ollama ローカルLLM PCの中で動く「知性」

今回やるのは、2(工場)と3(知性)を配管で繋ぐこと。

完成イメージ — こんなものが動くようになる

完成するシステムの全体像です。

[Schedule Trigger]    毎朝6時に自動起動
      ↓
[RSS Feed Read]       海外AI系ブログから最新記事を取得
      ↓
[HTTP Request → Ollama]  「この記事を日本語で要約し、ブログ記事の下書きを作成して」
      ↓
[Function Node]       Ollamaの出力をMarkdown形式に整形
      ↓
[ファイル保存 or メール通知]  「今朝の下書き、できてます」

すべてがあなたのPC上で完結します。クラウドに何も送りません。

【レシピ】STEP 1 — n8nからOllamaを呼び出す

まずは最も重要な「配管」。n8nからOllamaのAPIを叩けるようにします。

Ollamaが動いていることを確認

Ollamaを立ち上げて、プロンプトに「こんにちは。日本語で自己紹介してください。」と入力。

日本語のレスポンスが返ってくればOK。Ollamaは正常に動いています。

n8nとollamaを連携設定する

n8nを開き、Credentialsのタブを選びます。

オレンジ色の Create credentialボタンを押すして、そのあとで、Ollamaを選択して、Continueボタンを押す。

Base URL: http://host.docker.internal:11434 し、その上のRetryボタンを押して、Connection tested successfully が表示されたら成功。

また、ここでは名前を「Ollama接続」としました。

Saveボタンで保存。

これでn8nとollamaの接続は完了。

他のAPIと同様に利用することができます。

【重要】なぜ「記事の自動執筆」ではなく「競合監視」なのか?

n8nとOllamaの接続、お疲れ様でした。配管は無事に開通しました。

これで「海外記事を読み込ませて、ブログの下書きを全自動で書かせる」設定に進む……はずだったのですが、ここで一つ、私の失敗談を共有させてください。

実は当初、この連携システムを使って「ブログの自動執筆マシン」を作ろうと目論んでいました。しかし、実際にプロンプトを組んで動かしてみると……

出来上がったのは、当たり障りのない、まったく使い物にならない退屈な記事でした。

ここで気づいたのです。PC上で動かすローカルLLMに、ゼロから魅力的な長文を書かせる「クリエイティブな作業」を丸投げするのは無理がある、と。

しかし逆に、「要約」「分類」「特定の情報の抽出」といったロジカルな処理は異常なほど得意です。

だから方向性を変えました。AIに記事を書かせるのではなく、ライバルサイトの動きを監視・分析して、自分に報告させる「専用の諜報員(監視ボット)」へとシステムを改造したのです。

記事の生成を丸投げするのではなく、自分のビジネス戦略の「壁打ち相手」や「リサーチ助手」としてAIを徹底的に使い倒す。これが、一人ビジネスにおいて大正解でした。

次回予告:あなた専用の「競合監視ボット」を構築する

今回の記事では、3つの武器を繋ぎ合わせる「配管(n8n × Ollamaの接続)」までを完了させました。

次回の記事では、いよいよこの配管にデータを流し込み、「24時間稼働の競合監視ボット」をあなたのPC上に組み立てていきます。

【次回のレシピ(予定)】

  • STEP 2(情報取得):RSSを使って、監視対象(ライバルや海外メディア)の最新記事を自動取得する
  • STEP 3(AI分析):Ollamaにビジネスの裏側(ターゲット層やマネタイズ導線)を看破させる「諜報プロンプト」の公開
  • STEP 4(自動通知):毎朝、スマホのSlack等に分析レポートを自動で届ける仕組み

これが完成すれば、毎朝コーヒーを淹れている間に、あなたのPCがライバルの動きを監視し、ビジネスの裏側を分析したインテリジェンス・レポートを届けてくれるようになります。

一人だからこそ「監視の自動化」が最大の武器になる。GAIAが提案する、最強のローカルAI活用法の実装編を次回の記事で余すところなくお伝えします。

追記

数日前でAntigravityを使って、半自動(ブログを作ることを指示するだけ)非常に良い感じの記事の下書きを作る方法を発見しましたので、機会がありましたら、それも記事にしていこうと思っています。

コメント